DSDとPCMについてですが、PCMの場合は現在の技術や装置ならマイクの信号をデジタル変換してからCDに収めるまでの間まで一括してデジタル処理することが出来ますが、DSDの場合はデジタル上でのミックス・ダウン等の処理が出来ないために、実際に発売されている盤は何度も何度もアナログやデジタルを行き来していたりします。AD、DAを繰り返すことが信号処理として劣化を伴うであろうことは容易に想像がつきます。また、エフェクト等の処理でも現在はデジタルベースのものが多いですが、これらもPCMでやっているので、DSD音源なのにPCMのリバーブ使うの??なんてことにもなりかねません。またPCMのDACでも1bitDACだったり、SACDプレーヤーでも内部処理で一旦PCMになったりするくらいです…。
そんなわけで、DSDは制作上の制限が多いので、純粋にPCMと比較が出来る段階まで達していないのが現状ではないでしょうか。
単純に、CDフォーマットよりはSACDのほうが(方式の差あれど)データ量が多いから音が良いかも、ってのはあるかもしれません。